きょうの聖教新聞  2009・8・30

★名字の言

▼大変だと思ったことが、後から振り返ればたいしたことではない場合がある。反対に過去を振り返った時、その時は気付かなかった重大な変化を発見することがあるー。この「時間の遠近法」を用いて研究を進めたのが、歴史学者のトインビー博士だ

▼博士は未来の歴史家が現代をどう位置づけるかという観点に立って考察した(『試練に立つ文明』社会思想社)。今日という日が、どれほど大切な日であるか。それは未来の視点から眺めるとより鮮明になるものだ


▼仏典には「未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」(御書231ページ)
    と。未来を開く「今」の重要性を強調している

▼かつて池田名誉会長は、「今まで生きて有りつるはこの事にあわん為なりけり」(同1451ぺージ)の御聖訓を拝して語った。「『今この時』に、死力を尽くして悔いなく戦い切ることだ。その名が、後世に『広宣流布の闘志の鑑』として輝いていくのである」と

▼今日を悔いなく戦い切る。今できることはすべて成し遂げる。「私はやり切った!」と、すがすがしく大満足を叫べる人こそが人生の勝利者だ。私たちは歴史の傍観者であるよりも、時々刻々、自らの手で時代を創造していく「開拓者」でありたい。( 糀 )

★関西創価高校箏曲
国立劇場で優秀校公演 4度目

★わが友に贈る
友の心に
薫風を広げる
誠実な振る舞い!
わが随喜の道を
快活に勝ち進め