きょうの聖教新聞  2009・9・3

★名字の言

▼本紙の文化欄でも登場いただいた物理学者の米沢富美子さん。研究と3人の子育て、乳がんとの闘い、母の介護・・・困難に負けず女性初の日本物理学会会長になるなど、女性化学者のパイオニア

▼彼女は「めげない」「優先順位をつける」など、人生のモットーを五つに要約。その第1に掲げたのが「自分の能力に限界を引かない」。自分には無理と「可能性を限ってしまうのは、自分自身に対する侮辱」「人間のほんとうの底力なんて、じつは本人にも把握できていない」(『まず歩きだそう』岩波書店

▼限界を決めるのは、他の誰でもない。後ろ向きの自分自身だ。弱気を打ち払い、挑戦を貫くことで、成長もある。新たな扉を開くこともできる

▼骨肉腫が再発し、高校時代に、左足を切断した女性に話しを聞いたことがある。創価大学に進学し、義足と松葉づえで雨や雪の日も通い抜いた。海外への一人旅も。自分で限界の線を引きたくなかった。卒業後は大手都市銀行に就職。信頼も厚く、なくてはならない人に。両足があったら今より人生は良かったか。彼女は首を横に振る。「苦難と戦うからこそ充実感が生まれる」と

▼困難に出あうたびに、かた戦える喜びがわいてくる。それが創価の心意気だ。( 葉 )

アメリカ 創価の希望の哲学を讃嘆
 池田SGI会長に授与  連邦議会顕彰 下院
 オレンジ郡からは顕彰状 初訪問  証書「勇気ある詩の英雄」

★わが友に贈る
 創価の道は
 毎日が価値想像
 生き生きと
 若々しく
 使命を果たしゆけ