きょうの聖教新聞  2009・11・7

★名字の言

▼ある青年部員との再会に、信仰者の生命力は、なんと強靭かと感動した

▼12年前、同乗した知人の車が大事故に。「全身打撲、脳挫傷・・・」。医師の説明は想像を絶したが、家族は彼の蘇生を信じて疑わない。代わる代わる耳元で題目を送り続けた。意識不明から35日、ついに彼は目を覚ます。しかし、大変なのは、ここから

▼損傷した脳は、10分前のことを覚えてない状態。気の遠くなるリハビリは数年間、続いた。やがて、執念が実を結び、日常生活までは戻れた。「次は社会復帰!」と就職活動に挑戦

▼そんな一家を支え続ける人がいた。大手食品会社に勤める壮年部員が、上司に掛け合っていた。「素晴らしい青年です。必ず立派な仕事をします」。直談判は5年間に及んだ。そして面接、採用となった。「青年の勝利に尽くすことが、わが家の宿命転換につながります」。実は、壮年の息子さんも、障害と闘っていた

▼中国の白楽天は詠んだ。「行路難/水に在らず/山に在らず/只だ人情反覆の間に在り」(『中國詩人選集』岩波書店)。前進を阻む壁は、険しい山河の環境ではなく、自身の逡巡する心。不動の一念で勝利へ歩み抜いた彼と、支えた友が編んだ栄光のドラマは、それを教えている。 ( 城 )

★中国・西部地域の人材育成の城 西安理工大学が池田名誉会長に『名誉教授』称号
 劉学長が出席し創価大学で授与式」
 授賞の辞 卓越した先見性と英断で中日友好の大道を開拓!

★わが友に贈る
 正しき人生は
 正しき哲学から!
 学会は御書が根本
 教学を学び合い
 生涯の原点を築け!