きょうの聖教新聞  2009・11・23

★名字の言

▼1969年(昭和44年)11月、創価大学の設立審議会委員との懇談会で、創立者の池田会長(当時)は、参加者にあるものを贈った。それは、大学の建設現場から出土した500万年前のものと推定される「埋もれ木」だった

▼長い眠りから覚めた埋もれ木は、漆器などに生まれ変わる。職人の手で新たな命を吹き込まれ、再び深い気品を保ちながら、趣のある輝きを放つ

仙台市の埋もれ木細工職人と懇談したことがる。埋もれた木を使った作品は、刃物で削り、つや出しに漆を塗るが、その直前の「研ぎ」という磨き作業に作り手の腕が問われるらしい。人の目ならごまかされる程の磨き残しも、漆を塗れば、粗は歴然とわかってしまうという

▼職人いわく、「手抜きを糊塗する技術を考慮した製造方法では、本物のもの作りの精神に磨きがかからない」。本物を作るうえで、寸分でもごまかしがあれば、「時」に耐えることはできない

▼教育とは、いかなる人生の艱難辛苦があろうと、それに耐え抜き、勝ち抜く力を養うことであろう。そこに手抜きがあれば、人材は育たない。一人として、不幸の闇に埋もれさせはしないーそうした創価教育の理念と実践に、今、世界の多くの識者が期待を寄せる。 ( 城 )

全日本合唱コンクール 全国大会
 音楽隊が活躍
 しなの合唱団
 関西男声合唱団   大健闘の銀賞

★名字の言
 自ら声をかける勇気!
 新たな友情の劇は
 そこから始まる。
 爽やかな挨拶で
 地域に信頼の連帯を

★今週のことば
 「行学の二道を
 はげみ候べし」
 さあ伝統の教学試験だ!
 「勝利の経典」を学び
 共々に境涯を開きゆけ!