きょうの聖教新聞  2009・12・16

★名字の言

▼「モチベーション」という言葉をよく耳にする。直訳すると「動機づけ」。わかりやすく言えば、「やる気」といってもいい

日本サッカー協会の名誉会長で、Jリーグの発展に尽力した川淵三郎氏が、「選手のやる気に水を差した一言」として監督時代を振り返り自戒している。それは、それは、選手に伸び伸びとしたプレーをしてもらいたいと思って掛けた、「負けてもいいから、いい試合をして欲しい」という一言だった(同氏著『「51歳の左遷」からすべては始まった』)

▼選手は絶対に勝つぞと意気込んでいただけに、リラックスさせようと掛けた言葉が裏目に出てしまった。物事を伝えるには、はっきり言葉に表すことが大事。だが、本意を伝えるのはなかなか難しい。ましてや自分にできるだろうかと尻込みしている人を、やる気にさせるのは並大抵ではない

▼動機づけとは、目標の明示だ。あるリーダーは、対話拡大に悩む友らに、まず10人に断られることを目標に挑戦しよう、と提案した。皆の表情が明るくなり、生き生きと対話に励み、かつてない結果をもたらした

▼高いモチベーション、それは「志」とも言えよう。広宣流布という崇高な目標へ、勇気の心と、断じて負けない強い生命力で挑んでいきたい。 ( 扶 )

★メキシコに輝く人間教育の大城 池田SGI会長に名誉博士
 ロブレス副学長が来日し創価大学で授与式
 青年に勇気を与える大哲学 傑出した平和推進者と賞賛

★わが友に贈る
 「私は断じて勝つ!」
 この決意が大事だ。
 勝つと決めた一念から
 偉大な智慧と勇気が
 湧き出すのだ。