きょうの聖教新聞  2009・12・19

★名字の言

▼「年ぐれに としがゆくとは思ふなや としは毎日毎時ゆくなり」。若き日の西田幾多郎が120年前に詠んだ。苦難の連続の中、努力を重ね、日本を代表する哲学者として大成。和歌には、いかなる時でも、日々、精進を欠かさない不屈の決意がみなぎる

▼この年末も、学会の前進は「月月・日日につより給へ」(御書1190ページ)の御金言通り、明年へ勢いを増している。地域に発展に伴い、地区が分割された組織がある。二人の好対照の地区部長が誕生した

▼一人は、これまで引っ越しなどで何度も地区部長を歴任。国内で4回、アメリカで1回、今度で6回目という。青年部時代に受けた師の激励を胸に、原点に返って奮闘を誓う。もう一人は「口下手で不器用。役職を受けていいのか悩んだ」と語る新任。とはいえ、誰もが認める情熱家。自営で地元に根を張り、亡き妻の分まで地域広布に走る

地涌の人材は実に多彩だ。人にはそれぞれ得手不得手があり、使命の道も千差万別。「西田哲学」と呼ばれる独自の哲学体系を築いた哲人は、「己を尽くしきった所に生きたものが生まれる」と断言した

▼自己を磨き、自分らしく輝きわたる自体顕照の姿で、友に勇気と希望と蘇生の光を注ぐ。そこに広布のたゆみない歩みもある。 ( 杏 )

★南米アルゼンチンの司法協会が決定 池田SGI会長に2010年正義賞
 「善」の連帯を世界に拡大 人権と平和の闘士を讃え

★わが友に贈る
 受験生、頑張れ!
 学は光なり。
 努力は宝なり。
 尊き全未来部員の
 健康と勝利を祈る!