きょうの聖教新聞  2010・2・15

★名字の言

▼「親孝行とは(演技)である」。親子だからこそ「誰よりも気を遣い、誰よりもサービス精神を持ち、誰よりも接待感覚を忘れてはならない」と、みうらじゅん氏は語る。行動してこそ心は育つ。氏は、そう考えるのだ(『親孝行プレイ』角川文庫)

▼これを偽善というなかれ。哲学者のハンナ・アレントも演じることの大切さを指摘した。人はそれぞれ多様な社会的役割を担っている。人生という舞台の上で、その配役をしっかり演じ抜くことは、「人間」として欠かせないのだ

▼池田名誉会長は未来部の友に、いつも親孝行を呼びかける。「親の言うことには、『ハイ!』と返事をする。それができるのが、大きな心の人」「時には、『お母さん、きょうは私がお手伝いするから休んでいてください』と優しい言葉をかけてあげるのです。一言、そう言えば、どれほど、親はうれしいか」と

▼言葉・行動に表してこそ、心は伝わる。また、そう信じてこそ、親を思う心は、さらに豊かに育まれていくのである

▼親孝行に限らない。共生の社会を目指して「良き友」「良き弟子」「良き市民」として朗らかに振る舞う強さと忍耐力を養うこと。これも「色心不二」の法理に基づく自己鍛錬の実践であろう。( 雄 )

★ブラジル ジアデマ市 SGI会長に顕彰状
 「人間主義を広げた池田博士に感謝」

★わが友に贈る
 尊き女子部の
 真剣と勇気こそ
 世界を変える力だ!
 師弟の歌声 高らかに
 完勝の扉を開こう!

★今週のことば
 われらの座談会は
 地涌の菩薩の大地だ。
 新しき友よ 来たれ
 若き人材よ 躍り出よ
 歓喜と充実の勇舞を!