きょうの聖教新聞  2010・2・21

★名字の言

▼バンクバー五輪のフィギュアスケート高橋大輔選手が同種目で日本人初のメダルを獲得した。かつては重圧に弱く、前回トリノ五輪はミスは重なり8位。雪辱を期して再出発し、2007年の世界選手権では銀メダルを獲得するなど、順風満帆かと思われた矢先、右膝靱帯を断裂。手術と過酷なリハビリを乗り越え、精神的にも強くなって帰ってきた

▼復帰後、高橋選手は難度が高い4回転ジャンプに挑み続けた。着氷を支えるのは手術した右膝だ。だが、五輪でも果敢に挑戦。転倒したものの起き上がり、生き生きと滑り切った23歳の青年の笑顔は、金メダルより輝いて見えた

▼フリーのテーマは「道」。イタリア映画の巨匠フェリーニ監督の代表作だが、高橋選手の演技は、自身が歩んできた苦楽の「道」を重ね合わせているかのような熱演だった

▼「一本の道がある/この道こそ/僕が愛し 決めた道だ/この道を歩くとき/僕の顔には/希望とほほえみが湧く/僕は この道から/絶対に逃げない」。池田名誉会長の詩が胸に迫る

▼どんな道にも困難はつきものだ。ならば、ひとたび選んだ信心の道から絶対に逃げないーそう決めて歩み続ける挑戦の人にこそ、人生勝利の栄冠は輝く。 ( 孜 )

★SGI会長の箴言を刻む
 アメリカ・ニューヨーク近郊 ハイランドパーク市に設置

★わが友に贈る
 仲良き組織は
 歓喜と福徳が光る。
 皆が尊き仏子!
 誉め讃え合い
 賢者の大行進を!