きょうの聖教新聞  2010・4・22

 
     名字の言
 
     日の出前の朝、男は浜にヒトデがたくさん打ち上げられているのを見つけた。日が昇ったら干上がって死んでしまう。一つ一つ、海に投げ込み始めた。その姿を見た若者が言った。「ヒトデはごまんといる。おまえさんが助けるのが何になる?このヒトデを全部は救えない」。男はまた一つ投げ込んだ。「このヒトデにとっては大きな違いさ」
     非暴力運動の指導者マハトマ・ガンジーが孫に紹介した話。この話を通し、「一人の命に触れ、その命を救うことができれば、それこそ私たちが作り出せる大きな変化なんだ」と教えたのである(塩田純著『ガンディーを継いで』NHK出版)
     環境破壊や天災など、一人の力では解決できないと思われる現実に直面した時、私にできることは何かと真剣に考える人がいる。小さな行動でも、それが社会を変える大きな一歩になる
     釈尊はシャカ族の王子であり、城に住み、妻子もいた。だが、「生老病死」の四苦を解決するため、探求の旅へ。もし釈尊が自分一人ではどうしようもないとあきらめていたら、仏教はこの世にない
     自分にできることは何かと祈り、行動を起こす人が増えれば、輝く未来は約束されるに違いない。一人の心が変われば時代は動く。( 糀 )
 
     南米 チリ イキケ市から池田SGI会長に顕彰状
市議会の全会一致で決議 外国人初の栄誉
人類の未来を照らす指導者
 
     わが友に贈る
仏法は変毒為薬!
悩んだ分だけ
成長できるのだ。
「難こそ誉れ」と
生命勝利の劇を!