きょうの聖教新聞  2010・5・26

 
 
★名字の言
 
▼広島の原爆投下から1年余を経た1946年の暮れ。市街地の多くは依然、焦土のままだった。雪が舞う冬空の下、ある喫茶店でレコードによるコンサートが行われた。うわさを聞いた市民が詰めかけ、人々は涙を流して聴き入ったという
 
▼その曲とは、ベートベーンの交響曲「第九」。疲れ果てた人々の心をどれほど癒し、生きる希望を与えたことか
 
▼本紙の文化欄で、指揮者の井上道義さんが語っていた。「第九」には「平和を願うベートベーンの気持ちがストレートに表現されている」。しかも「世の中を変えようとしたら、まず自分も変わらなければいけないというメッセージが込められている」。ゆえに「誰の心にも響く」と
 
▼小説『新・人間革命』の「勇気」の章で「人間革命の歌」の誕生の歴史が描かれている。会員への間断なき激励の合間を縫って、歌詞が推敲され、作曲が手掛けられていく。まさに、弟子を思う激闘の渦中で生まれた歌だった「君も立て 我も立つ・・・」。「人間革命の歌」の曲を聴き、歌詞を口ずさめば、おのずと勇気がわいてくる。それは自分こそとの一人立つ精神が脈打っているから心に響くのだ。「・・・道ひらけ」との呼び掛けに応え、断じて完勝の道を開きゆこう。 ( 奨 )
 
創価大学 法化大学院
 2011年度の入学生を募集  5都市で説明会
 
★わが友に贈る
 社会で格闘する
 支部長・地区部長よ
 「まことの時」を勝て!
 永遠の完勝譜を
 ともに築き残そう!