きょうの聖教新聞  2010・5・27

 
 
★名字の言
 
▼1975年(昭和50年)、モスクワ大学から創価大学創立者の池田名誉会長に「名誉博士号」が贈られて、きょうで35年になる。今や283を数える「英知の宝冠」の第1号は、冷戦下の旧ソ連からだった
 
▼87年(同62年)10月。伝統の創大祭に、モスクワ大学のログノフ総長(当時)が出席した。行事を終えた後、名誉会長と、しばし懇談
 
▼名誉会長はユーモアを交え、世界的な物理学者に「知性高き総長は、背も高いですね」。総長は、にっこりしながら、「いいえ、あなたの思想の高さと、哲学の深さには、とても及びません」と応じた
 
▼両者は、この年対談集『第三の虹の橋』を上梓。この出版に対し、モスクワ大学のトローピン元副総長は、ペレストロイカ以前の「卒直な意見が完全にいえる状況ではないなか」で、二つの異なる社会制度を代表する者同士によって、対話の新しい流れがつくられたと記している(『出逢いの二十年』潮出版社)・時を同じくして、冷戦という氷の壁も解けていった
 
イデオロギーの壁を破り、平和の潮流を築いたのは、人間と人間の友情を結ぶ「対話」の力であった。世界に広がる「人間主義の哲学」を根本とした粘り強い対話こそが、必ずや時代動かす力となる 。( 身 )
 
★ブラジル サンタカリーナ洲で第3代会長就任50周年
 慶祝議会   SGI会長の半世紀にわたる平和行動を顕彰
 
★わが友に贈る
 苦難と戦う友よ
 何があっても前へ!
 「いまだ こりず候」
 この忍耐と執念こそ
 仏法者の魂だ!