きょうの聖教新聞  2010・6・12

 
 
★名字の言
 
▼サッカーのワールドカップ南アフリカで開幕した。実現に果たしたマンデラ元大統領の功績は疑いない。会場のサッカーシティー競技場は20年前、出獄した元大統領の歓迎集会が開かれた場所である
 
▼スポーツは単なる娯楽に止まらない。特に南アフリカでは。アパルトヘイト(人種隔離)の時代、サッカーは抵抗と尊厳の象徴だった。黒人の組織とリーグが整然と運営され、白人リーダーをしのぐ人気を誇った
 
政治犯が収容されたロベン島でも20年以上、毎週リーグ戦が行われた。受刑者は振り返る。「自由を奪われたわれわれを、サッカーは自由にしてくれた」(チャック・コール、マービン・クローズ著、実川元子訳『サッカーが勝ち取った自由』)
 
マンデラ氏も、この孤島でスポーツの力を知った。大統領となった彼は、ラグビー・ワールドカップ南アフリカ大会(95年)で、優勝した代表チームのユニホームを着て表彰式へ。「白人のスポーツ」とラグビーに敵意さえ抱いていた黒人も、快挙に喝采した。スポーツが和解と融和を一気に進めた
 
▼池田SGI会長は「21世紀はアフリカの世紀」と言い続けてきた。その夜明けを告げる人類最大の祭典。結果以上に「地球を一つにする」事実をこそ祝福したい。 ( 飛 )
 
★中国 大連工業大学が授与
 池田名誉会長に国際教育貢献賞
 
★わが友に贈る
 誓願の弟子が
 立ち上がる時だ!
 さあ勇気凛々と
 最前線に飛び込み
 歓喜の波動を起こせ!