第8回 座談会は拡大の推進軸 (2012.5.14付 創価新報)
座談会から出発
座談会は、創価の前進の生命線である。
私が戸田先生にお会いできたのも、座談会のおかげである。
広布発展の原動力は、一にも二にも、互いの顔が見える小単位の集いである。心と心を通わせる対話である。この一対一の絆を強固にしたから、学会は勝利してきた。
戸田先生は座談会を大切にされた。参加者が少なくても、逆に「じっくりと話ができる」と真剣であられた。嬉しそうでもあった。
地道な活動ほど強いものはない。
座談会から出発し、次の座談会を目指して挑戦する。その粘り強い繰り返しが、学会伝統の「勝利のリズム」である。
戸田先生は「座談会で広宣流布はできる」と断言なされた。
青年が主体者
青年が一人いるだけで、座談会は変わる。
駆けつけてくるだけで、空気が一変する。
いわんや、青年が主体となった、にぎやかな座談会ほど、明るく楽しいものはない。
私も青年部時代から、皆が「本当に来てよかった」と思える会合にするために、参加者の顔を思い浮かべて祈り、準備して臨んだ。
青年部の振る舞いから、会合革命は起こる。
学会の新しい前進も、そこから始まるのだ。
哲学を学べ 体験を語れ
座談会には人生勝利の哲学がある。他者の人生に学ぶ触発がある。最も民衆に根ざした人間学の学校だ。勇んで求めてもらいたい。
御聖訓にも「心ざしあらん諸人は一処にあつまりて御聴聞あるべし」(御書951ページ)と仰せではないか。
皆で体験を語り合い、教学を学び合う。
これが一番正しい仏道修行の実践である。
座談会では「声を惜しまず」語ろう。
青年の声ほど、偉大な力はない。
青年が話せば、周りを元気にすることができる。声を出せば、自分も元気になる。皆に希望と勇気と活力を贈る集いを、一回一回、青年の力で勝ち取っていただきたい。