第12回  君よ一人立て! 人材城の柱となれ! (2012. 7.18 創価新報)

全ての戦いの先頭に
「学会は人材をもって城となすのだ」とは、恩師・戸田城聖先生の不滅の叫びである。
我らの城は、人材が学び鍛えて、育ち伸びゆく城である。人材が人材をつくり、平和と文化と教育の陣列を広げゆく城である。
そして、人材が打って出て、「立正安国」の使命の闘争を勝ち戦(いくさ)で飾リゆく城である。
それは、師匠と弟子が「同じ目的」に向かって、「同じ責任」をもち、「同じ心」で戦い勝って、栄えさせゆく城なのである。
創価班、牙城会、白蓮グループをはじめ、学会の人材育成グループは、広布の人材城の柱である。音楽隊や鼓笛隊などで訓練を受けた人も、皆、立派に成長し、活躍している。全員が私の直系である。
誇りも高く胸を張って、誠実に、真剣に、大胆に、戦いの先頭に立っていただきたい。
 
自らを鍛え抜け
青年は一人立つ時、真に光る。他人任せでなく、自らが広布の責任を担って戦うのだ。学会は、その鍛錬の場だ。今は、うんと苦労してもらいたい。苦労した分、生命が鍛えられ、磨かれる。最後は必ず勝利する。
私も、全てを一手に引き受けて、悩み、考え、祈った。愚痴を言っている暇もなかった。広宣流布の組織の責任を担えることは、最も偉大な青春ではないか。永遠の歴史を残せる。
 
徹して会員を大切に
戸田先生が「命よりも大事」と言われた学会の組織である。麗(うるわ)しい異体同心の組織に、清らかな信心の血脈は流れ通うのである。
ゆえに、どこまでも学会は「会員第一」で進む。それしかない。同志は互いに仏の如く尊敬し合い、励まし合っていくのだ。
 
徹して「一人」を大切にする。
断じて「一人」を勇者にする。
そこから、広布の「万波(ばんぱ)」を広げる──ここに、学会の誉れ高き使命と栄光がある。