第13回 大確信のリーダーたれ (2012.7.30付 創価新報)

強盛なる祈りから出発
 リーダーは、妙法への大確信に立つのだ。「祈りとして叶わざるなし」の御本尊である。長として、まず自らが祈り切っていこう! 戦い切っていこう! そして、同志のため、広宣流布のため、断じて勝ち切っていこう!
 御聖訓に「此の御本尊も只信心の二字にをさまれり」(御書1244㌻)と仰せである。
 一切は「信心」の二字で決まる。
 自身の燃え立つような「信力」「行力」によって、御本尊の広大無辺の「仏力」「法力」を、限りなく引き出していくのだ。
 ゆえに、いかなる魔も打ち破り、多くの同志を厳然と守っていくことができる。
 
リーダーとは「勇敢に戦う人」
 リーダーとは、「勇敢に戦う人」の異名である。その人には、強力な精神の電流が走り、光っている。磁石のような一念の力で人々を引きつけ、奮い立たせることができる。心を一つに結び合わせることができる。
 策や方法ではない。真剣に責任を担い立っていく信心に、無限の智慧が湧くのだ。
 広宣流布の役職をいただき、多くの人の中に飛び込んで苦労していくことは、三世永遠に大指導者として活躍できるということである。これが、仏法の因果の理法である。
 
学会は指導主義
 創価学会は、永遠に「指導主義」である。
 指導とは、御本尊を拝もうではないかと、御本尊を指し示していくことである。
 悩みの相談を受けたら、親身になって話を聞く。わからないことがあれば、わかる人の所ヘ一緒に行くことも、大事な指導である。
 戸田先生は言われた。
 「指導である以上、相手に納得のいくように、リードしていかなくてはならぬ」と。
 人は納得すれば、自ら進んで行動する。
 命令主義や組織主義では、行き詰まる。
 一人が心から納得し、立ち上がれば、新しい波動を広げられる。青年部のリーダーには、それぞれの使命の天地で、勇気と誠実と勝利の名指揮をお願いしたい。