第15回 新たな拡大の歴史を築け (2012.9.5付 創価新報)

戦いは「先手」を打て
 青春も人生も戦いである。いかなる戦いに臨んでも、大事なことは先手を打つことだ。「先んずれば人を制す」である。
 手を打つべき時に打たないことを、後手という。後手は敗北だ。先手必勝である。
 たとえ小さなことでも、決して手を抜かない。何かあれば、すぐに的確な手を打つ。
 友のため、勝利のため、鋭敏に、真剣に、一つ一つ手を打つことが、喜びを広げていく。
 リーダーの「情熱」「励まし」「スピード」から、広宣流布の前進の勢いが生まれる。
 
「必ず勝つ!」との一念で
 戸田先生に私は、いかなる戦いも「心配ありません。必ずやります! 必ず勝ちます!」と申し上げ、その通り、全てに勝ってきた。
 戦いは、「必ず勝つ」と決めた方が勝つ。
 「断じて勝つ」と、わが一念を定めることだ。そう決めて祈れば、勇気と智慧が湧いてくる。明るく生き生きと、生命が光ってくる。
 日蓮大聖人は、「なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし」(御書1192ページ)と仰せである。
 何があっても、題目を朗々と唱え、勇敢に、粘り強く、へこたれずに前進していくことだ。
 いい気になって、油断すれば、失敗する。
 最後は、まじめに執念をもって戦い切った方が勝つのだ。これが鉄則である。
 
青年らしく「未踏の原野」に挑め
 人は、誰でも「未踏の原野」をもっている。
 青年らしく、勇んで行動に打って出れば、その分だけ新たな開拓ができる。
 何も歴史を残さず、過ぎ去ってしまう青春ほど、はかないものはない。
 広宣流布のために、一歩、踏み出すのだ。
 今、戦うことが、君たちの新時代を開く。誇り高く「この勝利を私は切り開いた!」と言える歴史を、断固として創るのだ。
 創価の青年に破れぬ壁はない。朗らかに、勝って、勝って、勝ちまくろう!