【第13回】  宝の使命の花を咲かせよ (2013.3.31)

〈未来部の友へ〉
 希望の光が輝きわたる春を迎えました。
 私が青年時代、愛読した日本の作家の一人に、島崎藤村がいます。彼は、未来の宝である青少年へ呼び掛けていました。
 「どんな小さな草の芽でも、花咲く時のないものはない」(『藤村随筆集』岩波文庫)。
 それと同じように、どんな人でも、自分に持って生まれた、すばらしい宝のない人はいないと彼は言うのです。
 若い皆さんは、だれもが無限の可能性に満ちた、かけがえのない存在です。
 はやく咲く人、ゆっくり咲く人と、ちがいはあっても、自分自身の幸福の花を、必ず咲かせていけます。
 なかんずく、偉大な妙法を持《たも》った皆さんの胸には、大いなる使命の芽があります。
 絶対に、自分の力と才能を発揮して、勝利の花また花を見事に広げていけるのです。
 その一切の原動力が、題目です。
 どうか、題目を朗々と唱え、勉学をはじめ一つ一つの課題に挑戦しながら、最高に充実した喜びあふれる青春を勝ち飾ってください。
 私は、君たちの未来に、健康と幸福と勝利あれと祈っています!。
      
 今、未来部の皆さんが、新時代の平和の指導者を目指し、ぐんぐん成長している。
 そのことが、私は、何よりもうれしい。
 これからも、うんと頭を鍛え、体を鍛え、心を鍛えて、人々のために、思う存分、活躍できる力をつけていってください。世界が皆さんを待っています。