【第29回】  青年は信用が宝 誠実が力  2013-5-1

約束を守り果たす
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信用のある人間が、勝ちである。青年は、何も持たなくとも、 信用が財産である。
戸田先生は言われた。「信用を得る根本は、 約束を守ることである。できないことは断る。そのか わり、いったん引き受けた約束は、何を犠牲にしても絶対に守ることだ」 と。
私も恩師の教え通り、たとえ小さなことであっても、 そこに約束があれば、一つ一つ、決して、お ろそかにしなかった。
ゆえに、信頼が芽生え、友情が世界中に花開き、 平和の連帯が実を結んできたのだ。
「世界広布」といっても、 人間対人間の心の結合によって進んでいくことを、忘れまい。
相談する勇気を持とう
「相談する勇気」を持とう。一人で悩みを抱えず、 相談することが大事な場合がある。
相談することは恥ずかしいことではない。むしろ、その「 開かれた心」が強みになる。
仕事も、信心も、自分一人の判断では、往々にして我見になり、 縁に紛動されるからだ。
恩師は「本当のことを話せる人、相談できる人、 教えてもらう人を、一人でもいいからつくってお くことだ」と語られていた。それが何よりの支えになり、 人間としての力になる。
聞きたいことは何でも聞ける、率直に悩みや疑問を相談できる── この麗しく温かい家族の絆が、 学会の誉れであり、伝統である。
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最後は誠実な人が勝つ
勇気と忍耐と誠実に勝る人間外交はない。
勇気を持って人と会い、どこまでも誠実に粘り強く語る言葉が、 相手の胸に響いていく。
法華経は、「地涌の菩薩」の姿を「難問答に巧みにして 其(そ)の心に畏(おそ)るる所無く 忍辱 (にんにく)の心は決定(けつじょう)し 端正にして威徳有リ」と説く。
地涌の君たちよ! 貴女(あなた)たちよ!
わが生命には、この偉大なる「対話の力」が具わっている。 うまく話せなくても、心配ない。全 部、対話の名手になるための訓練だ。
大胆に伸び伸びと人間外交の道を行こう!
最後には、誠実な人が必ず勝つ。それを、自ら実証することが、 広宣流布なのだ。