【第32回】  世界一の哲学を学び抜け  (2012.8.18)

 今、ヨーロッパでも、アジアでも、北中南米、アフリ力、オセアニアの友も、真剣に教学を学んでいる。人間主義の大仏法を求めている。本当にすごいことであり、うれしいことだ。
 日本では猛暑の中、青年部の研鑽、本当にご苦労さま!
 世界一の生命哲学を学ぶ、女子部の心意気も爽やかだ。
 どうか、体に気をつけて、聡明に充実の日々であっていただきたい。教学を学べば、何があっても負けない幸福の太陽を、わが生命に輝かせていける。永遠の勝利の軌道を進んでいけるのだ。
      
 私が初めて恩師・戸田先生とお会いしたのは、終戦から2年目の8月であった。
 その座談会で先生が講義されていたのが「立正安国論」である。先生は叫ばれた。
 「一国のことを、さらに、この動乱の世界を考えた時、私は、この世から一切の不幸と悲惨をなくしたいのです!」
 私は感動した。そして、仏法と平和と人間革命の大道を歩み始めたのである。
      
 日蓮大聖人は仰せである。
 「行学の二道をはげみ候べし、行学たへなば仏法はあるべからず、我もいたし人をも教化候へ、行学は信心よりをこるべく候、力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし」(御書1361㌻)
 御書を開けば、苦しむ民衆を救わんとされる、大聖人の大慈大悲に感涙する。権力の魔性を打ち破っていかれた、師子王の御振舞に、無限の勇気が湧いてくる。
 実践、行動が大事だ。どんなにいいことでも、観念論だけでは、現実は変わらない。我らもまた朗らかに、友情と対話の風を大きく広げたい。