【第56回】未来部を励ます夏 (2014.7.16)

よき友だちとして
 さあ、この夏、宝の未来部を育てよう!
 わが未来部の一人一人が「学会の未来」であり、「世界の希望」であり、「人類の明日」である。未来部を育てる以上の聖業はない。
 とりわけ、青年部の皆さんが、よき兄、よき姉、よき友として、元気で誠実に、温かく接してくれることが、いかに重要か。
 「仏になるみちは善知識にはすぎず」(御書1468㌻)である。「善知識」すなわち「よき友」の存在が、若き生命を強く正しく育む。
 何でも話を聞いてくれる、親身に相談にのってくれる、一緒に真剣に祈ってくれる ─ その真心の励ましこそ、未来部の成長の力だ。
まず一人を育てよう
 まず「一人」を育てることから始まる。
 少子化の時代だからこそ、ますます一人が大事になる。また、丁寧に心を配って、長い目で見守リ、伸ばしていくことができる。
 御聖訓には、「一人を手本として一切衆生平等」(同564㌻)と仰せである。
 一人の信心が、家族や眷属など、周囲の皆の成仏の道を広々と開いていくのだ。
 一つの太陽が昇れば、一切が明るくなる。
 未来部の太陽が昇れば、一家も、地域も、世界まで、希望の光で照らしていける。
人材育成の勝負の時
 恩師・戸田城聖先生は「後生畏るべし」という『論語』の言葉がお好きだった。そして、私たちに「君たちは『後生』だから、先生である私より偉くなれ! 弟子が偉くなることこそが、師匠の勝利なのである」と励ましてくださった。
 「青年畏るべし」「未来部畏るべし」である。
 あとに続く人を自分以上の人材にしていく。自分が先輩から激励してもらった以上に、後輩を大切に激励していく? この最も尊い魂の触発が、学会の人材育成の伝統である。
 今、どれだけ新しい人材を見つけ、新しい人材を育てるかで、広布の未来は決まる。今が勝負の時である。青年部の皆さんは、私に代わって、未来部を励ましていただきたい。