【第58回】 新入会の友よ 朗らかに! (2014.8.20)
焦らずに粘り強く
新入会の皆さんは、不思議にも、今この時に躍り出てきた地涌の菩薩である。どれほど深遠な宿縁と、偉大な使命を帯びた方々か。
67年前、私も新入会の一青年であった。戸惑うこともあった。家族の反対もあった。
その体験から、皆さんに申し上げたいことは、ともかく「焦らないで」「粘り強く」ということである。
すぐに祈りが叶う場合もあれば、すぐには叶わない場合もある。しかし「冥益」といって、時が経てば経つほど、すべて良い方向に進んできたことが、必ず実感できるものだ。
ゆえに、御書の通り、何があっても題目を忘れず、学会と共に前進していただきたい。
希望に燃えて、人生に勝つための信心である。自分自身が勝利者となり、一家眷属も幸福に栄えさせていくための仏法である。
新入会の皆さんが、自分に勝ち、社会で勝ち、人生を勝ち切って、「信心してよかった」と思えるよう、私も毎日、祈っている。
善き友、善き同志と共に
御書に「たすくる者強ければたうれず」(1468㌻)と仰せの通り、信心を続けていく上で大切なのは、同志とのつながりである。
分からないことがあれば、何でも率直に、周囲の同志や先輩に聞いていただきたい。
また、忙しくて、なかなか会合に出られない時や、思うように題目があげられない時こそ、気後れしたり、遠慮したりしないで、同志と連絡を取り合っていくことである。
少しでもつながっていこう! その心をもって、同志という善縁にふれていくなかで、生命力が増す。ここに、何ものにも負けずに、成長と向上の青春を謳歌しゆく道がある。