第34回】  常楽我浄の生命の花園へ  (2014.9.20)

秋の彼岸を迎える。美しい自然に包まれた全国の墓地公園・納骨堂、また主要会館で秋季彼岸勤行法要が厳粛に営まれる。
 信心を貫き通して亡くなったならば、どうなるか。御書に照らして、その境涯は、見渡す限り黄金の幸福の光に満ちあふれ、無上の喜びに輝く世界である。
 日蓮大聖人は仰せである。
 「南無妙法蓮華経と唱え、退転せずに修行して、最後の臨終の時を待ってごらんなさい……天から四種類の花が降ってきて、空には音楽が聞こえ、諸仏菩薩は常楽我浄の風にそよめき、心から楽しんでおられる」(御書1386㌻、通解)
 妙法の人の歩みは、御聖訓の通りの大福徳に包まれゆくことを深く確信していただきたい。「生も歓喜」「死も歓喜」の生命と輝くことは、絶対に間違いない。三世永遠にわたって自由自在の境涯となるのである。
 題目の音声《おんじょう》は、十方世界に届かないところはない。我らの真心の唱題は、故人にも響いていく。戸田先生は語られた。
 「題目の力は偉大である。苦しい業を感ずる生命を、あたかも花園に遊ぶがごとき、安らかな夢のごとき状態に変化させるのである」
 妙法は大宇宙の根源の力だ。それを弘める功徳は、故人をも包む。広宣流布へ戦う心こそ、仏の心であり創価の心だ。
 全ては自他共の幸福のための戦いだ。苦労がないことが幸福なのではない。どんな悩みにも負けないことが幸福なのだ。
 忍耐ある人は負けない。
 朗らかな人は負けない。
 荘厳な夕日の次の日は晴天になるように、今世も、真っ赤な夕日のごとく、わが生命を燃やし尽くして、所願満足の人生を、ともどもに生きて生きて生き抜こう!
 学会の創立記念日へ、聡明な信心即生活で健康勝利の日々をと祈っています。