【第60回】 「誓い」は貫いてこそ   (2014.9.17)

新たな決意で生き生きと
 青年は、常に新たな出発だ! 共に生き生きと躍進だ! この勢いが青年の生命だ。
 日蓮仏法は「本因妙」の仏法である。
 今この時に、妙法を唱え、現在そして未来の勝利の「因」を直ちに刻むことができる。
 ゆえに過去に囚われる必要はない。現状に安住してもならない。常に「これから」だ。新たな決意で「これから」を創り開くのだ。
 師弟の誓いに生き抜く青春に、停滞はない。みずみずしい求道の息吹が、惰性や慢心を打ち破るからだ。
 誓いは貫いてこそ、誓いである。そこから、尽きることのない「躍進」の力が生まれる。
 
広布の大願に「仏力」が
 日蓮大聖人は、青年門下に「我が弟子等・大願ををこせ」(御書1561㌻)と叫ばれた。
 広宣流布こそ、御本仏の誓願である。
 この仏と同じ誓願に立って、祈り、行動する時、わが生命に「仏の勇気」「仏の智慧」「仏の力」が無限に湧いてくる。
 これこそが、不可能を可能にする源泉だ。
 これほど価値ある誇り高い生き方はない。
 自分で決めて、勇んで勝利の道を開くのだ。すべてを御本仏が御照覧である。胸を張って、友の幸福のために動くのだ。
 「自発能動」こそ、青年の特権である。
 
師子の人材城を築こう
 勝利、勝利、また勝利の前進――これが、学会青年部の誓いである。永遠に勝ち進むためには、何よりも人材の流れを築くのだ。
 今、日本中、世界中で新たな希望に燃えた若人が躍り出ている。この若き地涌の友が、一人ももれなく、正義の師子に、平和の天使に、強く明るく伸び伸びと育ってほしい。
 恩師は、「人間をつくることだ。指導者をつくることだ」と、常々、語っておられた。
 創価家族の温かい励ましの中で、人は育つ。
 一段と、題目を大地に響かせて、地涌の菩薩を呼び出そう! そして、わが地域から、人材拡大のうねりを起こそうではないか!