【第64回】 世界広布は我らが実現 (2014.11.19)

不惜身命(ふしやくしんみよう)の師弟に連なる
 
 今や、妙法の音声(おんじょう)は全地球に轟(とどろ)きわたり、わが同志が世界中で乱舞する時代となった。
 御本仏・日蓮大聖人が、創価学会の見事な大発展を、どれほどお喜びであられるか。
 
 先師・牧ロ先生、恩師・戸田先生が、不惜身命(ふしゃくしんみょう)、死身弘法(ししんぐほう)でつくられた学会である。
   お二人の構想を、私も命を賭して、すべて実現してきた。これが弟子の道だからである。
 この師弟の勝利のリレーを受け継ぐ栄光の走者こそ、青年部の皆さんに他ならない。
 「末法当時・南無妙法蓮華経の七字を日本国に弘(ひろ)むる間恐(おそ)れなし、終(つい)には一閻浮提(いちえんぶだい)(=全世界)に広宣流布せん事一定(こといちじょう)なるべし」(御得816ページ)との大聖人の師子吼を、いよいよ現実にしていくのは、君たちである。
 
 次代を創る異体同心の前進
 
 青春とは戦いだ。立ちはだかる試練の壁を一つ一つ、乗り越えていく戦いである。
 どうせ戦うなら、思い切って戦うことだ。
中途半端では、疲れて、悔(く)いだけが残る。
 なかんずく、広布のための労苦は、一切が喜びと充実と満足に変わる。一番、得をする。
 真剣に題目を唱えて、ベストを尽くしていく中で、必ず「所願満足(しょがんまんぞく)」の境涯(きょうがい)が開かれる。
 ゆえに、皆が「やりきった」といえるよう、目標に向かって共に励まし合いながら、朗らかに挑戦していくのだ。希望に燃え、勇気に燃えて「異体同心(いたいどうしん)」の団結で進む。その若き生命と生命の連帯で、次代を創りゆくのだ。
 
 100年後の同志の模範に
 
 人間の価値は、何で決まるのか。財宝(ざいほう)を持つ人もいる。名声を誇る人もいる。しかし、それだけでは、永遠性の価値とはならない。
どんな哲学・人生観を持っているかで決まる。
             
 御書には、「法妙(ほうみょう)なるが故(ゆえ)に人貴(にんとうと)し・人貴きが故に所尊(ところとうと)し」(157ページ)と仰せである。
 若くして究極(きゅうきょく)の妙法を実践しゆく皆さん方こそ、人間として最高に尊貴なのである。
 この妙法に生き抜いて、自らの使命の天地に、断固として勝利の旗を立てゆくのだ。
100年後の同志の手本と輝く戦いを頼む!