【第42回】 皆さまの前進こそ世界の希望 (2014.11.29)

〈関西の友へ〉
  間もなく、阪神・淡路大震災より20年。全世界に希望と勇気を送る兵庫そして大阪の奇跡の大復興を、私はあらためて讃嘆(さんたん)申し上げたい。?
その姿こそ、東日本大震災からの復興へ歩む東北と全国の同志にとって、何よりの励ましとなるに違いありません。
  御本仏のお約束の通り、「極楽(ごくらく)百年の修行」に勝る大功徳が、1日また1日、皆さん方の生命に無量無辺に積まれ、「陰徳陽報(いんとくようほう)」の大勝利の実証が厳然(げんぜん)と現われることを祈り、そして確信しつつ、題目を送り続けております。
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  昭和31年の「大阪の戦い」で、一番苦しい局面にあって、私と関西の父母たちが共々に身読した御聖訓があります。?
 「各各(おのおの)師子王の心を取り出して・いかに人をどすとも をづる事なかれ、師子王は百獣(ひゃくじゅう)におぢず・師子の子・又かくのごとし、彼等は野干(やかん)のほうるなり日蓮が一門は師子の吼(ほ)るなり」(御書1190ページ)との一節です。
 いかに過酷(かこく)な試練が襲いかかろうとも、絶対に怯(ひる)まない。1人1人が「師子王の心」を取り出して、正義を勇敢(ゆうかん)に叫び切る。そして何ものをも恐れず、何ものにも負けない金剛不壊(こんごうふえ)の団結で、人類の悲劇の流転を大転換しゆく民衆の大城を、私たちは築き上げてきたのです。?
 
 我らが負けじ魂で悪戦苦闘(あくせんくとう)を突き抜けて進んだ分だけ、仏縁は広がり、人材が育つ。社会は栄え、世界の希望となる。?
 どうか、題目を唱え抜き、「信心しきったものが必ず勝つ」──この常勝不敗(じょうしょうふはい)の金字塔を、従藍而青(じゅうらんにしょう)の誇りも高く、断固と永遠に輝かせていってください。?
 幸福勝利の「春の曲」を轟(とどろ)かせながら、最高に晴れ晴れと、新年を迎えようではありませんか!  体を大事に!  風邪をひかれませんように