小説「新・人間革命」広宣譜26 2014年 12月17日
広宣流布の道は、烈風が吹き荒れ、怒濤が猛る険路である。
山本伸一は、覚悟を促すように語った。
「学会の前途には、常に嵐が待ち受けています。それは、創価の道は、正義の道だからです。
一部のマスコミによる誹謗・中傷も繰り返されるでしょう。
民衆が目覚め、新しい力が台頭し、改革の担い手となることを恐れる、あらゆる勢力が、学会を狙い撃とうと、さまざまな謀略を巡らしてくるでしょう。
最後は人と人との結びつきです。いかなる悪意の流言飛語も、真実の人間の絆を壊すことはできません。
懇談会では、「今日、七月八日を『北町広布の日』にしたい」との要望も出た。
伸一は、この日を原点として、毎年、新しい成長の節を刻んでいこうとする、メンバーの心意気が嬉しかった。
私は、歌詞の最後を、『共に築かん 北町広布』としました。
常に皆さんと共にいるとの心を託しました。皆さんのことは忘れません。
題目を送り続けます。師弟不二です。師弟共戦です。
皆さんもまた、いつ、いかなる時も、心は私と共にあってください。
また、『共に築かん』とは、同志の団結です。どこよりも仲良く、楽しく、団結を誇る支部にしてください」