【第45回】  まず強き祈りから始めよ  (2015.1.23)

祈祷(きとう)に於いては顕祈顕応(けんきけんのう)・顕祈冥応(けんきみょうおう)・冥祈冥応(みょうきみょうおう)・冥祈顕応(みょうきけんのう)の祈?有りと雖(いえど)も、只(ただ)肝要(かんよう)は此の経の信心を致(いた)し給い候はば、現当の所願満足(しょがんまんぞく)有(あ)る可(べ)く候
 
(道妙禅門御書、1242ページ)
 
〈通解〉
 祈りとその結果には顕祈顕応・顕祈冥応・冥祈冥応・冥祈顕応の四種あるが、ただ肝要なことは、この法華経を信心されるならば、現在および未来の所願は満たされるのであろうということである。
 
同志への指針
「祈りとして叶わざるなし」の妙法である。
 信心の功徳には、はっきりと顕(あら)れる「顕益(けんやく)」と目に見えない大利益が生命に積まれる「冥益(みょうやく)」がある。
根本の冥益は絶対であり、大事な時も顕益もまた厳然である。
 現在、そして未来の「所願満足」を確信して、まず祈りから始めよう!祈り抜く、祈り切る? ここにこそ、常勝の方程式があるからだ。