【第52回】病に負けない妙法の力 2015-3-26

設(たと)い業病(ごうびょう)なりとも法華経の御力(おんちから)たのもし、阿闍世(あじゃせ)王は法華経を持(たも)ちて四十年の命をのべ陳臣(ちんしん)は十五年の命をのべたり
(富木尼御前御返事、975㌻)
 
〈通解〉 たとえ業病であっても、法華経の御力は頼もしい。阿闍世王は法華経を受持して40年も寿命を延ばし、天台大師の兄の陳臣も15年も寿命を延ばした。
 
~同志への指針~
 
牧口先生が大切にし、病の友を励まされた一節である。病気は誰人(たれびと)も避けられない。しかし、「法華経の御力たのもし」である。嘆いてはならない。負けてはならない。師子吼(ししく)の題目で病魔を打ち破っていくのだ。
仏の大境涯を勝ち開くための病である。毅然(きぜん)と「更賜(きょうし)寿命」の功力(くりき)を顕していくのだ。
私も妻と、全同志の健康長寿を祈りに祈り抜いている。