【第73回】 青年の可能性は無限大 (2015.5.6)

若さ自体が「財宝」
若さは、それ自体が、無上の「財宝」だ。
どんな富豪よりも、どんな帝王よりも、伸びゆく若人の生命が美しく、豊かなのである。
その青春の生命を最大に光輝あらしめていくのが、正しき信仰の実践だ。
「深く信心を発(おこ)して日夜朝暮に又懈(おこた)らず磨くべし」(御書384㌻、「一生成仏抄」)と仰せの通りである。
自行化他の題目で生命を磨こう!
対話に打って出て人格を磨こう!
仏法は「現当二世(げんとうにせ)」だ。後ろを振り向く必要はない。前へ前へと進んでいけばよいのだ。
君たちは、「無限の可能性の宝」なのだから。
 
新しい力を引き出せ
わが青年部の大奮闘によって、学会は、「5・3」を大勝利で飾ることができた。
さらなる躍進のために、新しいりリーダーを抜擢(ばってき)し、大切に励まし、伸ばしていこう。
新しい息吹と力、新しい考え方と智慧を、どんどん引き出して、生かしてもらいたい。
先輩は、後輩を下に見るのではなく、自分以上に使命深き地涌の菩薩として、尊重する。賢く大きな心で、桜梅桃李(おうばいとうり)の人材が伸び伸びと長所を開花できる希望の園をつくるのだ。
自分の時代に、共に広布へ走る中で、どれだけの人材を糾合(きゅうごう)し、育てることができるか。その明確な祈りと挑戦を忘れまい。
 
歓喜の一波を万波へ
御書には、「とてもかくても法華経を強(し)いて説き聞かすべし」「何(いか)にとしても仏の種は法華経より外(ほか)になきなり」(同552㌻、「法華初心成仏抄」)とある。
相手が聞いても聞かなくても、仏法の対話は、心の大地に「仏の種」を蒔(ま)くことだ。ゆえに、勇気を出して語り切っていけばいい。
真剣な唱題と激励を積み重ね、妙法を持(たも)つ新たな同志が誕生する瞬間ほど、歓喜踊躍(ゆやく)する時はない。まさしく「今生人界の思出」(同467㌻、「持妙法華問答抄」)となるのだ。
信心の歓喜を、自分から周囲へ、一波から万波へ起こしゆくことが、広宣流布の実像だ。
さあ、5月の薫風(くんぷう)が吹き渡るように、喜び勇んで、若き地涌の連帯を広げゆけ!