【第21回】 行学の二道こそ 幸福の大道 (2015.6.21)

全国各地で「教授補登用講座」が開催されている。求道の心輝くリーダーを最大に讃えたい。
秋には「青年部教学試験1級」「教学部任用試験」が行われる。教学は大仏法の研鑽(けんさん)運動であり、究極のエンパワーメント(内発的な力の開花)に通じよう。
海外でも教学試験に、たくさんの友が挑戦している。合否を超えて、学ぶ喜びがあふれ、生きる希望が湧き、新しい人生が開かれた――そういう声も聞かれる。尊い限りだ。
「行学の二道」こそ、世界広布の道である。幸福の大道であり、人材育成の王道だ。
御書には「行学た(絶)へなば仏法はあるべからず、我もいたし人をも教化候へ」(1361㌻、「諸法実相抄」)と仰せである。
最極の生命哲学を学び実践してつかんだ、ありのままの感動を友に語っていけば、それが折伏である。心の垣根を取り払い、苦楽を分かち合いながら、伸びやかに平和への友情を広げていきたい。
 
女子部の伝統光る教学運動も素晴らしい。人の幸不幸は一生を通して見なければ分からない。だからこそ青春時代に福運を積み、何があっても負けない智慧と力を身につけることだ。
大確信に立つ、聡明な女性の祈りに勝るものはない。あらゆる苦難をはねのけ、信頼と賞讃を集めるブラジルも、婦人部の深き祈りがあった。皆の合言葉は「ムイト・マイス・ダイモク(もっと題目を)!」である。ボリビアも同じである。
一番大変な時に、勇敢に戦えば、未来の大発展の一因ができる。
戸田先生はよく語られていた。「妙法は活の法門である。全ての体験を活かしていけるのだ。何ひとつ、塵(ちり)も残さず、無駄なことはない。これが信心の大功徳です」
人間革命の大哲学で、悲しみさえも喜びへと転じゆく幸福勝利の劇を、あの友この友と飾りゆこう!