小説「新・人間革命」 勝利島 50 2015年9月18日
各島々では、地域の繁栄のために、さまざまな催しも行われた。
長崎県・五島列島の福江島をはじめ、対馬や壱岐、鹿児島県の沖永良部島などでは、学会員が中心となって、島ぐるみのフェスティバル等が開催されていった。メンバーは、島に受け継がれてきた郷土の歌や踊り、伝統文化の保存、継承にも力を注いだ。
また、学会員の多くが、島や集落のさまざまな仕事を積極的に引き受け、責任を担いながら、島民のために献身した。
学会員が島に貢献する姿を通して、島民は創価学会の実像を知り、学会への理解を深めていったのである。
法を体現するのは人であり、人の振る舞いが広布伸展のカギとなる。
学会への偏見や誤解から、迫害の嵐が吹き荒れた地域でも、学会員への信頼は不動のものとなり、「非難」は「賞讃」へと変わっていった。
各島の同志は、広宣流布への決意を、いよいよ燃え上がらせたのである。
決議は、その新出発の総ブロック(後の支部)総会等を開催するにあたり、採択したものであるという。