【第82回】 節目、節目を勝ち飾れ (2015.9.16)

目標を明確にして一点突破
広宣流布」は、人類史の希望である。
それは、確固たる信念の人材を幾重(いくえ)にも育て、あらゆる活動の根幹に、生命尊厳と人間主義の哲学を浸透させゆく運動だ。
壮大な遠征であるからこそ、一つ一つ、戦いのホシを明確にし、一歩一歩、前進するのだ。
御聖訓には、「竹の節(ふし)を一つ破(わり)ぬれば余(よ)の節亦(また)破(わ)るる」(御書1046㌻、「法蓮抄」)と説かれている。
破竹の勢いといっても、「一点突破」の挑戦から生まれる。その主役は青年だ。
学会は、記念日や節目を目指して一人一人が明確な目標を定めて祈り、勝ち取ってきた。だから、今日の常勝の学会となった。この偉大な伝統を断固、受け継いでくれ給え!
 
広布の歓喜にあふれて!
日蓮大聖人は、「うれしきかな末法流布に生れあへる我等」(同1439㌻、「新池御書」)と仰せである。
大いなる広布のロマンを抱(いだ)き、不思議な縁(えにし)の同志と共に「うれしきかな」と、いよいよ喜び勇んで、楽しく仲良く進みゆくのだ。
「ただ心こそ大切なれ」(同1192㌻、「四条金吾殿御返事」)である。心で決まる。何があっても、まず題目だ。そして、目の前の課題に、「よし、また福運をつけよう!」と、張り切って取り組むのだ。
生き生きと、はつらつと広布に走る若人を、諸天善神が護らないわけがない。勝利の道は必ず開かれる。
 
地道な努力こそ王道なり
何事も、地道な人には、かなわない。地道に戦い抜いている青年は、最も神々しい。
題目また題目、折伏また折伏、激励また激励に徹し抜くことだ。基本を倦(う)まず撓(たゆ)まず繰り返していく。その人が一番、強いのだ。
わが師・戸田先生も、豪放磊落(ごうほうらいらく)でありながら、緻密(ちみつ)で正確な努力を大切にされた。
「激動の時代である。勝負の世紀である。自分の足元を固めた人が勝者となる。これが鉄則である」と強調された。
100年先、200年先の礎(いしずえ)を、私たちは築いている。無量の大福徳を確信し、自らが担う創価の組織を盤石に創り広げよう!