【第26回】異体同心の祈りから出発 (2015.8.22)

創立85周年の秋へ、広布と人生の大いなる飛躍のために、いよいよの出発である。
有名な御聖訓に仰せである。「軍(いくさ)には大将軍を魂とす大将軍をく(臆)しぬれば歩兵(つわもの)臆病なり」(御書1219㌻、「乙御前御消息」)
リーダー自身が生まれ変わった決意で立つことだ。皆の力で、今こそ黄金の歴史を飾ろう。わが愛する天地に、永遠に輝く人材城を威風堂々と築くのだ。
法華経方便品に「勇猛(ゆうみょう)精進」とある。勇猛とは信心である。自行化他の題目は、精進行である。法のため、人のため、真剣に悩み、祈り、勇敢に戦い続ける人にこそ、無量の智慧と慈悲が湧いてくる。
創価学会は、いかなる時代にも「勇猛精進」を貫いてきた。苦しむ友の味方になって、勇気ある信心で勝ち開いている。
どこまでも異体を同心とする「信心の団結」で進むのだ。そこに一切の勝利の源泉がある。
 
壮大な広宣流布の活動といっても、その実践のホシは何か。
 
「座談会」
「教学の研鑽(けんさん)」
「一対一の個人指導」である。
 
これが牧口先生、戸田先生以来の学会の伝統であるからだ。
この3本の柱が、強力に、忍耐強く、実践される限り、やがて時代を動かし、人道と正義の連帯を広げ、新しい平和の世界を創っていくことができる。
誰一人、使命のない人などいない。病と闘う人もいる。経済苦に挑む人もいる。どうしても会合に出られない場合もあろう。だからこそ訪問・激励が大事だ。励ましこそ光である。
深き祈りから発する言葉は、必ず心に届く。友を目覚めさせる。懸命に信心に励む同志こそ、菩薩であり、仏なのだ。
自分が変われば、地域も変わる。世界をも変えていける。この人間革命のドラマを、共に晴れ晴れと綴(つづ)ろうではないか!