【第31回】 地域から希望と幸福の光を (2015.10.17)

広宣流布の祈りは、一切を勝ち開く。御聖訓通りの難の連続の中で、私は、ひたぶるに御本尊に祈り抜いてきた。
「無量無辺の広布の道を開いてみせる」「創価学会に威光勢力を与えたまえ」と。
嵐を越えて、今や慈折広布の大道は五大州に広がった。世界が創価の平和・文化・教育運動に熱い共感を寄せている。
日蓮大聖人御入滅の日」に当たり、東京牧口記念会館で、御本仏への報恩感謝と、世界広布への誓願、全同志の健康と幸福と勝利を祈念した(13日)。
そして、わが尊き牧口共栄会をはじめ、全国の会館守る会の皆様に心からの感謝を捧げた。
大聖人は仰せである。
「自分と他人、彼《かれ》と此《これ》という分け隔ての心をもたず、水と魚のように親密な思いを抱き、異体同心で南無妙法蓮華経と唱えたてまつるところを生死一大事の血脈というのである」(御書1337㌻、通解)
我らは創価家族だ。苦楽を共にしながら、何があっても支え合っていくのだ。目の前の友を心から励まし、一人から一人へ喜びの波を広げていきたい。
一人を大切に、どこまでも団結第一で、新時代を築きゆこう。
        *   *
青年部が核兵器廃絶、アジアの友好、東北の復興を柱に繰り広げている「SOKAグローバルアクション」が大きな感動を呼んでいる。青年こそ希望だ。
思えば、大聖人が入滅される前、最後に講義をされたのは、「立正安国論」であったといわれる。まさに、大聖人の仏法は「安国論」から出発し、「安国論」に帰着する。最後の最後まで、世界の平和、社会の安穏のための言論闘争を貫かれた。
「一身の安泰を願うなら、まず世の静穏《せいおん》、平和を祈るべきである」(同31㌻、通解)
この大精神のまま、愛する地域のために語りに語り、希望と幸福の光を広げよう。