【第70回】庶民に尽くすリーダーたれ  (2015.11.12)

孔子(こうし)は九思一言(きゅうしいちげん)・周公旦(しゅうこうたん)は浴(ゆあみ)する時は三度(みたび)にぎり食する時は三度はかせ給う、古(いにしえ)の賢人(けんじん)なり今の人のかがみなり (四条金吾御書、I175ページ)
 
〈通解〉
孔子は九つの思いを重ねた上で一言をいだした。周公旦は客人が来れば、休浴(もくよく)して髪を洗っている時でも三度、水を絞り落とした。また食事中でも三度、吐いて食事を中断した(客人を待たせなかった)。それが古の賢人であり、今の人の鑑(かがみ)である。
 
(同志への指針)
リーダーは、礼儀正(れいぎただ)しく、思慮深(しりょぶか)く、どこまでも温(あたた)かくあれ!御書には、最高の人間学が示されている。
この世で最(もっと)も尊(とうと)く、偉(えら)いのは誰(だれ)か。それは、民衆の幸福のために尽(つ)くす人である。
創価の友である。
ゆえに、一人一人を最大に敬(うやま)い、讃(たた)え、大切にしながら、現実社会に最極(さいごく)の賢人(けんじん)のスクラムを広げていくのだ。