【第8回】 朗らかに広宣の華と舞え  (2016年3月6日)

 日蓮大聖人は、門下に女の子が生まれたと聞かれ、「春の野に華(はな)の開(ひら)けるが如(ごと)し」(御書1110ページ)と祝福(しゅくふく)なされた。
 いずこであれ、妙法を唱え広める女性は、試練(しれん)の冬を勝ち越え、希望の春を呼び、喜びの華(はな)を咲(さか)かせる。
 友のため、社会のため、広布のために、祈り、動き、語る全国の婦人部・女子部の皆様方に、御本仏の御賞讃(ごしょうさん)はいかばかりか。
 3月3日は女子の幸せを願うひな祭りであり、「大阪婦人部の日」「先駆九州女性の日」でもあった。
 晴れわたるこの日、広布の門を開く全女性に健康と幸福と勝利あれと念じつつ、妻と共に創価女子会館へ向かった。会館の前で、女子部のリーダーたちの清々しい決意を伺(うかが)い、何よりもうれしかった。 
 
 昭和33年(1958年)の3月――。
 戸田先生に、何度となく「広宣流布は私たちがやります」との誓いを込めて、力強い歌声をお聞かせしたことが思い出される。
 未来は青年の腕(うで)にある。後継(こうけい)の若き力によってこそ大事業は成就するのだ。
 この6日には、宮城・岩手・青森・秋田・山形・福島の地涌の友が集い、「東北青年音楽祭」が行われる。東日本大震災から5年――不屈の勇気の凱歌(がいか)で、「希望の光彩(こうさい)」を世界へ未来へ輝かせゆく祭典だ。
 大東北の尊(とうと)き父母たちも厳寒(げんかん)の中、全国模範の聖教新聞の拡大を成(な)し遂(と)げて、わが青年たちを熱く応援してくれている。
 あまりにも健気(けなげ)な若人たち一人一人と、心の握手(あくしゅ)を固(かた)く交わす思いで、私は大成功を祈りたい。 
 
 忘れ得ぬ3月16日、広宣流布の記念式典で、戸田先生は厳然(げんぜん)と宣言された。
 
 創価学会は、宗教界の王者なり!――と。
 恩師の師子吼(ししく)を胸に、勇気凜々(ゆうきりんりん)、朗らかに進もう!
 創価の我らが行くところ、皆の心に太陽が昇(のぼ)る。わが使命の本舞台で舞い、歓喜の歌を轟(とど)かせるのだ。