【第96回】 新たな金字塔を君たちが (2016.5.18)
みずみずしい学びの心で
新社会人の友が、生き生きと使命の場で活躍(かつやく)する姿(すがた)は、まことに清々(すがすが)しい。
失敗することもあるだろう。だが、失敗から学ぶことは多い。若いのだから、臆(おく)さず怯(ひる)まず、何があっても朗(ほが)らかに学んでいくのだ。
良き先輩から、どんどん吸収(きゅうしゅう)していくのだ。
戸田先生は、「自分の勤めに楽しみと研究を持ち、そして、自らの持ち場をがっちりと守れ」とよく語られていた。
みずみずしい学びの心と、不屈(ふくつ)の挑戦(ちょうせん)の
根性がある限り、決して行き詰(づ)まらない。知性の探究(たんきゅう)と行動があるか否(いな)かで、青年は決まる。
疲れをためず健康第一で!健闘(けんとう)を祈る!
青春の勇戦を思い切り
御聖訓には、「師子王は前三後一(ぜんさんごいち)と申して・ありの子を取らんとするにも又たけきものを取らんとする時も・いきをひを出す事は・ただをなじき事なり」(御書1124ページ)と説かれる。
いかなる試練(しれん)も、この「師子奮迅(ししふんじん)の力」で挑んでいくのが、創価の青年である。
60年前の「大阪の戦い」も、不可能を可能としゆく、私と不二(ふに)の若人の勇戦(ゆうせん)であった。
大関西では、愛する男女青年部を先頭に、″今再び″の拡大に力走(りきそう)してくれている。
自身のため、社会のため、立正安国(りっしょうあんこく)の闘争(とうそう)ほど、意義ある青春の晴れ舞台はない。思い切りぶつかった分、必ず勝利の劇は開かれる。
皆のためのリーダーたれ
「大阪の戦い」で、私が青年リーダーと確認し合った一点は、「一人一人のことを思い浮かべて真剣に祈ろう!”それが百人が一歩前進する”力となる」ということだ。
皆のために自分がいる!—そう決めて 祈り、戦っていけば、自分の殼(から)が破(やぶ)れる。
日蓮大聖人は、「異体同心なればかちぬ」(同1463ページ)と仰せである。
大事な一人一人の個性や持てる力を尊重し、生かしていこう!そして、皆が輝き光る異体同心の団結で勝ち進んでいくのだ。
新たな60年を開く、広宣流布(こうせんるふ)の不滅(ふめつ)の金字塔(きんじとう)を、君たちが打ち立ててくれ給え!