【第21回】  未来部は全員が希望の光 (2016.7.25)

先日、八王子へ伺った折、すがすがしく広布に走るご一家と、車中からあいさつを交わした(7月6日)。笑顔が光る98歳のおじいさんは、2年前、孫の紹介で入会されたという。
信心で結ばれた和楽の絆は、何と明るく、何と麗しいものか。
御書に「同じ妙法蓮華経の種を心に・はらませ給いなば・同じ妙法蓮華経の国へ生れさせ給うべし」(1570ページ)と仰せである。
我ら創価家族のスクラムは三世永遠なのである。
 
「未来部躍進月間」を迎えて、創価ファミリー大会も日本列島の各地ではつらつと始まった。
未来部は一人残らず使命の人だ。希望の光である。担当者の方々に感謝は尽きない。
皆で無事故と成長を祈り、大いに励ましたい。
御本仏・日蓮大聖人は、幼くして父を亡くし、信心の志を受け継いだ南条時光を大激励なされた。
時光一家に送り続けられたお手紙は、後継の人材育成のご指南でもある。
「登竜門」の故事も、その一つだ。
──中国に竜門の滝がある。水の勢いは矢を射落とすよりも激しい。この急流を登り切った魚は竜になることができる。仏になる道も、これに劣らない、と。
そして、呼び掛けられた。
「願くは我が弟子等・大願ををこせ」(御書1561ページ)
広宣流布という大願を掲げ、師弟の正道に生きる若人は、最も強く、偉大になれる。
どんな試練の激流にも負けず、自他共に最高の幸福境涯へ勝ち登っていくのだ。
そして生命尊厳の賢人の連帯を広げながら、私たちは立正安国の社会を、勇敢に朗らかに創りゆくのだ。
宝の未来部と一緒に!
 
子どものことで悩む家庭に、戸田先生は言われた。
「仏だって『少病少悩』と言って悩みがある。悩みがあるから、人を救えるんだ。
身近な体験を積んで、慈悲深い指導者になれる。焦ってはいけないよ。悠然と抱きかかえていきなさい」と。
私たちには祈りがある。愛情の究極は祈りである。子どもの幸せを祈って唱える
題目が通じないわけがない。大確信の一念で、賢く、おおらかに見守っていくのだ。
ともあれ、善知識の笑顔に包まれた創価学会こそ、若き生命を正しく健やかに育む安全地帯である。
この人類の未来を照らす平和の人材城を、世界の友といよいよ輝かせゆこう!