【第101回】 ”未来”を創る聖業を共に (2016.8.3)

どの子にも無限の可能性が
      
 未来部と共に向上(こうじょう)する、躍進(やくしん)の夏である。
 どの子も皆、無限(むげん)の可能性を秘(ひ)めている。
その可能性を信じ、引き出していく、希望とロマンの未来部育成だ。私も、日本中、世界中の未来部の友の大成長を見守ってきた。
       
 御書には「ほめる力」を讐(たと)え、「金(こがね)は焼(や)けば、いよいよ色が勝(まさ)り、剣(つるぎ)は研(と)げば、いよいよ鋭(すど)くなる」 (124ページ、通解)と説かれる。
 
 若き生命に具(そな)わる黄金のような善性(ぜんせい)も、宝剣(ほうけん)の如(ごと)き才能も、ほめてこそ輝(かがや)きを増す。
 ゆえに、同じ目線で接し、励ましを送ろう。
 一人ひとりの人格を尊重し、久遠(くおん)の同志として、学び合っていくのだ。
 
 一緒に『挑戦』の思い出を!
 
 大教育者であった恩師・戸田先生は、「後輩を育てようという心がなくなれば、団結もなくなる」と戒められた。
 偉大な正義の大哲学を受け継ぐ後継者を、大切に育もう。そのために、皆で心を合わせ、知恵(ちえ)を出すのだ。未来を創る聖業なればこそ、団結が深まる。功徳も大きい。自分はもとより、子々孫々(ししそんそん)まで栄えていくのは間違いない。
 未来部では、夏の伝統の各種コンクールや、英会話コンテストなども開催される。
伸びゆく生命に、楽しく有意義な触発(しょくはつ)を送り、温かく応援していきたい。
                
 勤行(ごんきょう)・唱題(しょうだい)にも取り組み、宝の友と一緒に挑戦(ちょうせん)の思い出を!
 
共々に2030年を目指して
 
 大いなる目標は、学会創立100周年の2030年である。その時を目指しながら、互いの夢を語り合い、希望の翼を広げよう!
 使命の大空へ共々に羽ばたいていくのだ。
 恩師は、「若き命は、いつも理想をもって前へ前へ引っ張っていくんだよ」と語られた。
 広宣流布(こうせんるふ)という最も大きな理想をもつ時、「未来からの使者」たちは、最も大きな力を発揮する。
 21世紀を生命尊厳の世紀へ、恒久平和(こうきゅうへいわ)の世紀へ、その希望の門を開きゆく創価鳳雛(ほうすう)たちよ、たくましく朗(ほが)らかに育ちゆけ!