【第23回】 共に祈り福徳の体験を (2016.8.27)

イタリア中部の大地震の犠牲になられた方々に哀悼の意を表し、一刻も早い復興を祈念しております。
また、北海道をはじめ台風による各地の被害に心からお見舞い申し上げます。
農業・漁業などへの被害も甚大です。引き続き警戒が必要な地域もあります。
尊き配達員の皆様の絶対無事故、そして全ての方々の無事安穏を強盛に祈り、題目を送っております。
 
揺れ動く社会にあって、確固たる「生命尊厳の哲学」が求められてやまない。
「日興遺誡置文」には、「御書を心肝に染め極理を師伝して」(御書1618ページ)と記されてある。
御書を拝することは、御本仏・日蓮大聖人の大生命に触れることだ。ゆえに、何ものにも行き詰まらない境涯を開くことができる。
今、わが青年部は「行学の二道」に励む中で、この大確信を深めている。英知の学生部は、重書中の重書たる「立正安国論」に挑み、教学実力試験を行う。炎暑の中での真剣な研鑽を労いたい。
「談話を致さん」(同17ページ)と仰せの如く、開かれた対話こそ、「立正安国」への王道である。
学び磨いた勇気の声で、大仏法の智慧の光を、混迷の世に送りゆこう!
  
全世界の創価家族が、それぞれの国土の広布の前進を互いに讃え、励まし合う素晴らしい時代に入った。
アルゼンチンやブラジルなど、中南米の目覚ましい大発展も、全同志が祝賀し、讃嘆している。
その陰には、やはり「異体同心」の麗しい団結がある。
婦人部を中心にリーダーが折々に一緒に唱題し、祈りを合わせ、どんな試練も一つ一つ乗り越えてきた。
一丸となって青年部・未来部を育成し、それに応えて、若き後継の友が思う存分に力を発揮している。
誠実に友情を結び、平和・文化・教育の連帯を広げ、社会に揺るがぬ信頼を粘り強く勝ち開いてきたのだ。
日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて・一定法華経ひろまりなんと覚へ候」(同1463ページ)
この御金言が、一閻浮提で厳然と証明されている。
わが地域も、いよいよ強く固くスクラムを組んで、行進しよう! 皆が生き生きと福徳の体験をつかみ、大いに語り合いながら!