【第25回】 常勝の誓いよ 永遠に輝け (2016.9.20)

秋の彼岸に当たり、全国の墓地公園・納骨堂、また会館で法要が営まれている。
殉教の先師・牧口常三郎先生の生誕の地である新潟・柏崎市でも、待望の墓園の建設が始まった。
私も、全同志の先祖代々、また功労の方々の追善回向を懇ろに行っている。
日蓮大聖人は、最愛の家族を失った悲しみの女性を「いきてをはしき時は生の仏・今は死の仏・生死ともに仏なり」(御書1504ページ)と励まされた。
そして、「法華経をたもちたてまつるものは地獄即寂光とさとり候ぞ」(同ページ)と仰せである。
亡くなった家族は、わが胸の中に生きている。
生死を超えて、共に妙法の光に包まれる。
今は苦しくとも、必ずや、喜びあふれる幸福境涯を開くことができる。
御本仏がお約束くださった、希望の生命の旅を皆で明るく進んでいきたい。
 
今年は、牧口先生の生誕145周年。先生は常々、語られていた。
「現在が栄えていればこそ、先人が偉大になるのである。今が栄えていなければ、先人の偉大さも光彩がなくなるのである」と。
先師が願われた通りに、後継の青年たちは、日本中、世界中で成長し、社会貢献の人材の城が、隆々と勝ち栄えている。
創価大学も、一段と目覚ましい発展だ。
母校をこよなく愛する卒業生たちは、陰に陽に後輩を真心から励まし、応援してくれており、感謝に堪えない。
懐かしい同窓生の集いを前に、新学期のキャンパスを、ゆっくりと視察した。
創大に留学している世界市民たちが仲良く学び合う英姿は、まぶしい限りだ。
修学旅行で訪れていた関西創価小学校の6年生ともお会いできた(16日)。
凜々しい瞳に、大いなる誓いが光っていた。努力と挑戦が輝いていた。
21世紀を担い立ち、22世紀の扉も開いてくれる深き使命の友である。皆が大樹と育ちゆく前途を思うと、わが心は高鳴る。
偉大なる常勝の魂は、子や孫へ、さらに次の世代へ受け継がれているのだ。
愛する創価家族に、健康あれ! 幸福あれ! 勝利あれ!と祈る日々である。