【第38回】 心を軽くすることが「励まし」 (2016.10.27)

我れ等は仏に疑いなしとをぼせば・なにのなげきか有るべき、きさきになりても・なにかせん天に生れても・ようしなし、竜女があとをつぎ摩訶波舎波提比丘尼のれちにつらなるべし、あらうれし・あらうれし(富木尼御前御返事、976ページ)
 
(通解)
我らが仏になることは疑いないと思えば、何の嘆きがあろうか。皇妃になっても、また天上界に生まれても何になるだろう。
竜女のあとを継ぎ、摩訶波舎波提比丘尼の列に並ぶことができる。なんとうれしいことだろうか。
 
同志への指針
皆が仏になるための信心である。全てに意味がある。
苦しい試練も、大成長への時と定めれば、勇気が湧く。本来持っている仏の力を確信すれば、不安は消え去る。
友が心軽く前へ進めるように温かく励まし続けることだ。
友を思う祈りは、必ず伝わる。心を通わせながら、共々に未来へ希望を見いだしていこう。
わが生命の息吹で勇気と歓喜の波動を広げるのだ。