2016-10-29から1日間の記事一覧

【第4回】 誠実な振る舞いで信頼の輪を (2016.1019)

きらりと光る人格の人に 各地で新任の青年リーダーが誕生している。清新(せいしん)な決意と率先(そっせん)の行動光る君たち、貴女(あなた)たちこそ、広宣流布の一番星だ。 日蓮大聖人は、「ともかくも法華経(ほけきょう)に名をたて身をまかせ給うべ…

【第3回】 平和と幸福の開拓を我らの題目の音声から (2016.10.15)

青年は挑戦また挑戦なり 60年前の10月、山ロ開拓關争(かいたくとうそう)を開始(かいし)し、私は同志と広宣拡大(こうせんかくだい)の金字塔(きんじとう)を打ち立てた。 悪戦苦闘(あくせんくとう)する友とも語り合った。 「折伏は難事中の難事(なん…

【第38回】 心を軽くすることが「励まし」 (2016.10.27)

我れ等は仏に疑いなしとをぼせば・なにのなげきか有るべき、きさきになりても・なにかせん天に生れても・ようしなし、竜女があとをつぎ摩訶波舎波提比丘尼のれちにつらなるべし、あらうれし・あらうれし(富木尼御前御返事、976ページ) (通解) 我らが仏…

【第37回】 「人生は強気でいけ!」 (2016.10.20)

各にはおづる事なかれ、つよりもてゆかば定めて子細いできぬとおぼふるなり (聖人等御返事、1455ページ) (通解) あなた方は恐れてはならない。いよいよ強く進んでいくならば、必ず事の次第が明らかになる(何らかの現証が現れる)と思われる。 同志へ…

【第36回】 苦労は全て偉大な使命に (2016.10.14)

経に云く「或説己身或説他身」等云云即ち仏界所具の十界なり(観心本尊抄、240ページ) (通解) 法華経寿量品には「或は己身を説き、或は他身を説き、或は己身を示し、或は他身を示し、或は己事を示し、或は他事を示す」と説かれている。 これは仏界に十界…

【第35回】 生涯不退の信心を (2016.10.6)

秋のいねには早と中と晩との三のいね有れども一年が内に収むるが如く、此れも上中下の差別ある人なれども同じく一生の内に諸仏如来と一体不二に思い合せてあるべき事なり(十如是事、411ページ) (通解) 秋の稲には早稲と中稲と晩稲と三種の稲があっても…

小説「新・人間革命」源流 49 2016年10月29日

二月十一日──恩師・戸田城聖の生誕の日である。戸田が存命ならば七十九歳になる。 山本伸一は今、その師に代わって平和旅を続け、師が最も広宣流布を願った仏教発祥の地・インドで、紺青の空を仰いでいることに、深い感慨を覚えた。 伸一は、“戸田先生には、…

小説「新・人間革命」源流 48 2016年10月28日

訪印団一行の歓迎宴が一段落したころ、ゴエンカ会長はいたく恐縮した表情で、山本伸一に伝えた。 「誠に申し訳ありませんが、孫娘の結婚披露宴にまいりますので、一足お先に失礼させていただきます」 明日が愛する孫娘の結婚披露宴であり、夜行列車で式典会…

小説「新・人間革命」源流 47 2016年10月27日

二月九日の午後八時から、インディアン・エクスプレス社のR・N・ゴエンカ会長が主催する訪印団一行の歓迎宴が、ニューデリーのホテルで行われた。 「インディアン・エクスプレス」は、インド屈指の日刊紙である。 歓迎宴には、訪中を前にしたバジパイ外相…

小説「新・人間革命」源流 46 2016年10月26日

山本伸一ら訪印団一行は、ネルー大学に引き続いて、ニューデリーの中心街ティーン・ムルティにあるネルー記念館を訪問した。 記念館の建物は、バルコニーが張り出した重厚な石造りの二階建てであった。 かつてはイギリス軍の最高司令官が使用していたが、イ…

小説「新・人間革命」源流 45 2016年10月25日

山本伸一は、その後もナラヤナン副総長との友誼を大切にしていった。日本で、インドで、出会いを重ねた。 ナラヤナンは一九八四年(昭和五十九年)にケララ州から下院議員選挙に立候補し、当選する。 外務担当国務大臣等を経て、九二年(平成四年)、友人の…

小説「新・人間革命」源流 44 2016年10月24日

ナラヤナン副総長も、山本伸一と同じく、図書贈呈を単に書物の授受の儀式に終わらせたくはなかったようだ。 副総長は伸一に、「ぜひ、語らいの時間をもってください」と言い、教員、学生らに自己紹介するように促した。懇談が始まった。 一人の男子学生が挙…