【第31回】広布の陰徳は輝く陽報に (2016.12.18)

この一年、広宣流布に走り抜いた、誉れの全同志の健闘を心から賛嘆したい。
日蓮大聖人は、ある年の瀬、門下の真心に感謝され「心ざし大海よりふかく善根は大地よりも厚し」(御書1105ページ)と仰せられた。
御本仏が、どんな陰の労苦も御照覧であられる。
厳寒の中も聖教新聞を配達してくださる無冠の友、個人会場を提供してくださっているご家族の皆さま。
創価班、牙城会、白蓮グループ、王城会、香城会の皆さま、ドクター部、白樺の皆さま、会館守る会、一日会館長の創価宝城会の皆さま。
サテライトグループ、設営グループ等の皆さま。
新聞長、教宣部、書籍長、文化長、統監部、民音推進委員、通信員の皆さま、儀典長・儀典委員の皆さま、そして未来本部、21世紀使命会の皆さま等々、一切の方々に深謝申し上げます。
「陰徳あれば陽報あり」(同1178ページ)である。使命の「陰徳」に徹する生命には、どれほど偉大な「陽報」が輝きわたることか。
一日一日、また一年一年、心の財を積み、福徳の境涯と眷属を広げていけるのが、創価の人生である。
 
多忙な師走も、広布と社会に尽くす日々には、さまざまな出会いがあろう。
御聖訓には、「法華経を耳にふれぬれば是を種として必ず仏になるなり」(同552ページ)と説かれる。
妙法と共に生きる我らは行くところ、向かうところ、希望の種を蒔きながら、自分らしく幸と平和の価値を創造することができる。
友の幸福を祈る、誠実の語らいは全て仏縁に変わる。この確信で、年末年始も、賢く明るく朗らかに心の交流を結んでいきたい。
 
戸田先生は言われた。
「若い人が、ぐんぐん伸びていく創価学会であれ」
今、その通りに、日本中、世界中で、青年部も、未来部も、元気に躍動し、成長してくれている。地涌の若人がいやまして続々と躍り出る不思議な時を迎えた。
創価の青年は自信と誇りに胸を張って、思う存分に乱舞してもらいたい。
青年の熱と力を高めるのは、先輩の大情熱である。「一人を大切に」との学会精神で宝の人を励ますのだ。
後輩を弟、妹と思い、わが子、わが孫と思って、共に語り、共に祈り、共に信心の思い出を刻みながら、希望に燃えて世界広布のロマンの詩をつづっていこう!