【第52回】家族を照らす「太陽」に (2017.2.9)

浄蔵・浄眼は父の妙荘厳王・外道の法に著して仏法に背き給いしかども二人の太子は父の命に背いて雲雷音王仏の御弟子となり終に父を導いて沙羅樹王仏と申す仏になし申されける  (聖愚問答抄、492ページ)
 
(通解)
浄蔵・浄眼は、父の妙荘厳王が外道の法に執着して仏法に背かれていた。けれどもこの二人の王子は、父の命に背いて雲雷音王仏の御弟子となり、ついに父を導いて沙羅樹王仏という仏に成したのである。
 
同志への指針
法華経に説かれる浄蔵・浄眼の二人の王子は、仏法で得た歓喜の功徳の姿を見せることで父親を正法に導いた。
まさしく「人間革命」の力だ。
一人の「希望の太陽」が昇れば、必ず一家和楽を実現できる。
妙法を持った人間性の輝きが、皆を明るく照らし、幸福家族を創るのだ。
焦る必要はない。
日々、太陽の如く、わが使命の軌道を朗らかに進み抜こう、勝利の春へ!