2017-02-19から1日間の記事一覧

【第10回】 仲良く桜梅桃李の人華を (2017.2.15)

同じ目的へ、同じ心で 広宣流布は、皆が主役である。 創価の青年は、一人ももれなく、 尊(とうと)き地涌(じゆ)の菩薩(ぼさつ)である。 日蓮大聖人は、「法華経を持(たも)つ者は必ず皆仏なり仏を毀(そし)りては罪(つみ)を得(う)るなり」(御書13…

【第53回】生命の宝塔を林立させよ (2017.2.16)

末法に入って法華経を持つ男女の・すがたより外には宝塔なきなり、若し然れば貴賤上下をえらばず南無妙法蓮華経と・となうるものは我が身宝塔にして我が身又多宝如来なり (阿仏房御書、1304ページ) (通解) 末法に入って、法華経を持つ男女の姿よりほか…

【第52回】家族を照らす「太陽」に (2017.2.9)

浄蔵・浄眼は父の妙荘厳王・外道の法に著して仏法に背き給いしかども二人の太子は父の命に背いて雲雷音王仏の御弟子となり終に父を導いて沙羅樹王仏と申す仏になし申されける (聖愚問答抄、492ページ) (通解) 浄蔵・浄眼は、父の妙荘厳王が外道の法に執…

小説「新・人間革命」 大山 四十 2017年2月18日

山本伸一の会長辞任は、あまりにも突然の発表であり、県長会参加者は戸惑いを隠せかった。 皆、“山本先生は宗門の学会攻撃を収めるために、一切の責任を背負って辞任された”と思った。 だから、十条潔から“勇退”と聞かされても、納得しかねるのだ。 宗門との…

小説「新・人間革命」 大山 三十九 2017年2月17日

未来を展望する時、社会も、学会も、ますます多様化していくにちがいない。 したがって、山本伸一は、これまで以上に、さまざまな意見を汲み上げ、合議による集団指導体制によって学会を牽引していくべきであると考えていた。 もちろん会長はその要となるが…

小説「新・人間革命」 大山 三十八 2017年2月16日

四月二十四日午前十時、東京・新宿文化会館で県長会が開催された。 同会館は、信濃町の学会本部、聖教新聞社からも、徒歩十分ほどのところにある。 統一地方選挙の支援活動を大勝利で終え、全国から集ってきた参加者の表情は晴れやかであった。 まだ、会場に…

小説「新・人間革命」 大山 三十七 2017年2月15日

偉業は、継続のなかにある。真の大業は、何代もの後継の人があってこそ、成就するものだ。 山本伸一は、さらに所感で述べていった。 「ここで大事なことは、広宣流布は、不断の永続革命であるがゆえに、後に続く 人びとに、どのように、この松明を継承させて…

小説「新・人間革命」  大山 三十六 2017年2月14日

山本伸一は、人類の危機が現実化しつつあるなかで、地涌の菩薩の連帯は世界九十数カ国に広がり、日蓮仏法が唯一の希望となっていることに言及し、未来への展望に触れた。 「いまだ世界にわたる平和と文化の実現は、緒についたばかりの段階でありますが、この…

小説「新・人間革命」 大山 三十五 2017年2月11日

山本伸一は、四月二十四日付の「聖教新聞」一面に所感「『七つの鐘』終了に当たって」と題する一文を発表した。 これは、学会の首脳幹部と検討して、決まったことであった。 彼は、学会が目標としてきた「七つの鐘」の終了にあたり、苦楽を分かち合って戦っ…

小説「新・人間革命」 大山 三十四 2017年2月10日

四月二十二日、山本伸一は総本山に足を運んだ。日達法主と面会するためである。 うららかな午後であった。澄んだ空に、富士が堂々とそびえていた。雪を被った頂の近くに雲が浮かんでいる。 山頂は、風雪なのかもしれない。 しかし、微動だにせぬ富士の雄姿に…

小説「新・人間革命」 大山 三十三 2017年2月9日

山本伸一は、今こそ、平和の礎となる、仏法から発する生命の尊厳と平等の哲理を世界に伝え、広め、二十一世紀の時代精神としなければならないと決意していた。 彼は、「聖教新聞」の創刊二十八周年にあたる四月二十日には、インドの新聞「インディアン・エク…

小説「新・人間革命」 大山 三十三 2017年2月9日

山本伸一は、今こそ、平和の礎となる、仏法から発する生命の尊厳と平等の哲理を世界に伝え、広め、二十一世紀の時代精神としなければならないと決意していた。 彼は、「聖教新聞」の創刊二十八周年にあたる四月二十日には、インドの新聞「インディアン・エク…

小説「新・人間革命」 大山 三十二 2017年2月8日

山本伸一とキッシンジャーは、庭を散策したあと、応接室で語り合った。 キッシンジャーは、自身の回想録が、間もなく発刊の予定であることを伝えた。 「ここに書かれた内容は外交政策についてであり、私の行ったことです。私の人生についてのものではありま…

小説「新・人間革命」 大山 三十一 2017年2月7日

創価学会は、日蓮大聖人の御遺命である広宣流布を成就するために出現した、地涌の菩薩の集いである。 ゆえに、初代会長の牧口常三郎も、第二代会長の戸田城聖も、万人の幸福の実現に思いを馳せ、死身弘法の決意で、広宣流布の道を切り開いてきた。 われらも…

小説「新・人間革命」 大山 三十 2017年2月6日

神奈川文化会館の開館記念勤行会は、十四日、昼夜二回にわたって、同志の喜びのなか盛大に行われた。 山本伸一は、いずれの勤行会にも出席し、これまでの皆の労苦に最大の感謝の意を込め、全力で励ましを送った。 席上、彼は、初めて神奈川県横浜市の座談会…