【第11回】  先駆の勇気が青年の誉れ (2017.3.1)

弾ける生命で栄光の峰ヘ
 
諸法実相抄(しょほうじっそうしょう)には、「地涌の菩薩のさきがけ日蓮一人なり」
日蓮と同意(どいい)ならば地涌の菩薩たらんか」(御書1359、1360ページ)と仰せである。
人類の幸福勝利の道を聞かれた御本仏の「さきがけ」の戦いに、まっすぐ連(つな)なる地涌の若人こそ、我ら創価の青年だ。
「先駆」の勇気が青年の誉(ほま)れである。新しい歴史を創るのは、常に青年の熱と力ではないか。
今いる場所で断じて先駆を!」― 強き祈りと行動が、無限のパワーを解き放(はな)つのだ。
我らには、勤行・唱題という最も力強い先駆の源泉(げんせん)がある。
希望の暁鐘(ぎょうしょう)を打ち鳴らし、弾(はじ)ける生命で打って出よう! 職場も地域も、日々、開拓だ。
 
偉大な理想に燃えて
 
「青年よ、高く大いなる理想に生きよ、炎(ほのお)となって進め!」と、戸田先生は叫ばれた。
広宣流布とは、いまだかつてない、人間共和の世界を築(きず)きゆく、究極(きゅうきょく)の大理想である。
民衆の幸福のため、社会の発展のため、人類の平和のためという偉大な理想に大情熱を燃やして戦う若人は、自らの悩みを小さく見下(みお)ろし、吹き飛ばしていける。
苦労が大きい分、「煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」で、大きく境涯(きょうがい)を開き、悠々(ゆうゆう)と朗らかに勝利できるのだ。
「浅(あさ)きを去(さ)って深きに就(つ)くは丈夫(ますらお)の心なリ」(同509ページ)と、地涌の使命を粘り強く果たしゆこう! 共に栄光の峰(みね)へ!