【第56回】後継の魂を明々と燃やせ  (2017.3.14)

ただ世間の留難来(るなんきた)るとも・とりあへ給(たも)うべからず、賢人・聖人も此の事はのがれず(四条金吾殿御返事、1143ページ)
 
(通解)
ただ、世間(せけん)の種々の難(なん)が襲(おそ)ってきても、とりあってはいけない。賢人(けんじん)や聖人(せいじん)であっても、このことは逃れられないからである。
 
同志への指針
偉大な使命の青春なればこそ、苦難は大きい。悪口罵詈(あっくめり)は正義の誉(ほま)れである。
地涌(じゆ)の若人(わこうど)として、労苦(ろうく)をいとわず誓願(せいがん)を貫(つらぬ)く一日一日は、最も誇り高い。
試練が偉大な生命を鍛(きた)える。「苦楽(くらく)ともに思い合せて」題目を唱え、強く朗(ほがら)らかに進むのだ。必ず道は開ける。
「3・16」は、永遠に青年の出発の日だ。恐(おそ)れなく、わが最高峰(さいこうほう)へ挑(いど)みゆけ!