【第6回】 未来部は宝 青年こそ希望 (2017.3.16)

「3・16」のこの日を、全世界の青年部・未来部のはつらつたる前進の息吹(いぶき)で迎え、うれしい限りだ。
先日の日曜日(12日)、東京・新宿区の大久保会館と若松会館を視察した。
朝から男女青年部がそれぞれに元気に集い合い、未来部の卒業部員会も、ご家族や担当者の方々の見守る中、楽しく行われていた。
厳護(げんご)する牙城会(がじょうかい)の友も、凜々(りり)しく頼もしかった。
未来部は宝だ。
青年こそ希望だ。
わが学会の庭で、躍動する地涌の若人たちの晴れ姿を見てくれ給え!と、私は胸を張って叫びたい。
 
日蓮大聖人は、青年・南条時光(なんじょうときみつ)に仰せになられた。
「願(ながわ)くは我が弟子等(でしら)・大願ををこせ」(御書1561ページ)
広宣流布とは、仏が抱(いだ)く究極(きゅうきょく)の大願である。ゆえに、この大願を起こす時、青年の生命は仏に等しく、最も気高く、最も雄渾(ゆうこん)になる。
昇(のぼ)りゆく旭日(きょくじゅつ)のように、鮮烈(せんれつ)な光を放ち始めるのだ。
1958年(昭和33年)のきょう、恩師・戸田先生はご自身が命を賭(と)して貫かれた広布の大願を、「いざ!」と馳(は)せ参(さん)じた6,000人の青年部代表に託された。
皆、無名無冠なれど、心は師弟の誓いに燃えていた。
ただ師と共に! 広布のために! この戦う心で、我ら創価の青年は道なき道を勝ち開いてきた。
 
戸田先生は宣言された。「創価学会は、宗教界の王者として、社会のあらゆる分野に、真に優(すぐ)れた人物を送り出していくのだ」と。
この先生の願いの通り、今、社会貢献(しゃかいこうけん)の人材が、日本中、世界中で乱舞(らんぶ)している。
イタリアの同志が各界から、これほど深い信頼を寄せられているのは、なぜか。
36年前、私と出会いを結んだ尊き求道の青年たちが先頭に立って、「信心即生活」「仏法即社会」の模範(もはん)を誠実に示してくれた。
いかなる苦難も団結して乗り越え、後輩を大切に育てながら、一人一人が偉大な人間革命の勝利の実証を重ねてくれたからに他ならない。
 
世界広布の原動力は、永遠に青年だ。
いよいよ全国各地で創価青年大会も始まる。
壁(かべ)を破(やぶ)り、決然と一人立つ青年が一切を変える。試練を越えて、永遠の土台ができる。全ては仏になる修行であり、訓練なのだ。
何より、我らには「法華経の兵法」がある。

「題目」で進もう! 「励まし」で開こう! 

そして、「団結」で勝とうではないか!