【第9回】今日も「慈折広布」の大道を (2017.5.9)

れやかな「創価学会の日」を、世界中の内外の宝友から慶祝していただき、心より御礼申し上げたい。
5月は、恩師・戸田先生が会長に就任され、「大法弘通慈折広宣流布」の御本尊を発願なされた月である。
「慈折」の二文字、すなわち「慈悲の折伏」に、人類を照らす世界宗教の大光がある。
3日には、広宣流布大誓堂で勤行し、全同志が健康長寿であれ、無事安穏であれ、そして幸福勝利あれと深く祈念した。
御宝前には、総東京男子部の署名簿なども供えられており、若き地涌の友どちよ、一人も残らず栄光凱歌の青春をと祈った。
7日には、恩師にゆかりの目黒区などを車で回り、同志に題目を送った。
目黒の三田は、65年前の5月に、私たち夫婦が新出発をした地でもあり、発展の様子を懐かしく見つめた。
 
創価学会母の日」には、敬意と感謝を込めてピアノで「母」を弾いた。
明るくたくましく育ちゆく未来部と青年部へ届けと「こいのぼり」「月の沙漠」そして“大楠公”を。
恩師の故郷・北海道に思いを馳せ「さくら」も奏でた。
厚田の戸田記念墓地公園は8千本の桜が満開となり、“さくらまつり”が多くの来賓方を迎えて行われる。
開園より40年にして、来園された方も1千万人を超えたと伺った。
あの夕張での闘争からは60年──。愛する北海天地の父母たちは地域の信頼の
柱と仰がれ、三代城の丈夫も、華陽の乙女も、目覚ましく成長してくれている。恩
師がどれほどお喜びか。
昭和32年の7月3日、北海道から大阪へ向かう途中、羽田空港に降り立った私
に、恩師は言われた。
広宣流布は、現実社会での格闘なのだ。どんな難が競い起ころうが、戦う以外
にないのだ。大作、征ってきなさい!」と。
不二の師弟に恐れなし。
元初から誓った「立正安国」の遠征を勇敢に続け、正義の勝利を一つ一つ打ち立
てていくのみである。
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我らには「一閻浮提第一の御本尊」(御書1361ページ)がある。御本仏は「あ
ひかまへて御信心を出し此の御本尊に祈念せしめ給へ、何事か成就せざるべき」(同1124ページ)と仰せである。
感激の同志と励まし合い、共々に祈り抜き、祈り切りながら、今日も「慈折広布」の大道を、強く朗らかに進みゆこう!